【放置で簡単!】スチーム式加湿器の洗浄方法

便利にしたい

スチーム式加湿器を何回も使っていると底の方に白い汚れがついてきますよね!

スポンジでこすってもなかなか取れない!どうしよう?となっていたのですがクエン酸でお掃除したら簡単に白い汚れが取れました!

放置でお掃除できてとても簡単なのでぜひお試しください

スチーム式加湿器の汚れは放置しておくと電気代への影響も!

加湿器の白い汚れ
加湿器の底。白い石のような汚れがついている

スチーム式加湿器を繰り返し使っていると上の画像のように底の方に白い汚れが貯まってきます。

この白い汚れの正体は、水道水中のカルシウムやマグネシウム、鉄分等のミネラル成分が固まったものです。

この汚れを放置しておくと、電気代が高くなってしまう可能性があります

例えば銅やアルミニウムなどの金属と、汚れの主成分である炭酸カルシウムスケールの熱伝導率を比べた場合以下の表のようになります。

アルミニウム炭酸カルシウム
熱伝導率4002300.6
(参考:https://www.mdirect.jp/post-5196/)

熱伝導率が大きいほど熱が伝わりやすくなるよ

汚れがつくと熱の伝わりが悪くなって電気代がかかるってことだね!

そうじゃよ!

定期的に加湿器の掃除をして汚れを取ってあげることが大切だよ!

スチーム式加湿器の白い汚れはどうやってとる?

加湿器の白い汚れをとるにはクエン酸を使います!

 

加湿器掃除用のクエン酸

よく科学の実験などで貝殻(炭酸カルシウム)を酸で溶かすのを見たりすると思いますが、カルシウム、マグネシウム等を含んだミネラル由来の物質は酸(クエン酸)を利用することによって溶かして落とすことができます。

クエン酸と炭酸カルシウムの反応
  • 3CaCO2 + 2C(OH)(CH2COOH)2COOH  ⇒ Ca3(C(OH)(CH2COO)2COO)2 + 3H2O + 3CO2

うわっ!なんか暗号みたいなやつ出てきた!

気にするな!

雑に言うとクエン酸の酸の力をつかって汚れを

水和物・水・二酸化炭素に分解しているよ!

水と二酸化炭素だったら安全だね!

 

スチーム式加湿器の掃除方法

スチーム式加湿器の洗浄方法について説明します。

加湿器の洗浄方法
  1. 加湿器がよごれている範囲に水を入れる
  2. クエン酸40g~50gを加湿器に投入
  3. 加湿器を1h稼働させる
  4. 加湿器を止めて、中のものを捨て水で2~3回洗浄する。

スチーム式加湿器は上記方法で洗浄することができます!

 

上記の方法で実際に洗浄してみました!

 

クエン酸のパッケージには40~50gと書いていたのですが、私は重さをはかる機械をもっていないので手づかみ1杯を加湿器に投入しました!

てきとーだな!!!!

クエン酸を入れたところ。少し底の方に粉末が貯まっています。

さらに水を追加して加湿器を1h稼働させます。

1時間経過後、中の水を捨て水で2~3回すすぎ洗いします。

底をふくと、このように汚れがきれいにとれました!

クエン酸洗浄方法を知らない時は、スポンジでこすってみてうーん取れない……ってなっていたんですが化学の力すごいですね!すっきり汚れをとることができました!

汚れがとりきれない時は?

汚れが取り切れない場合は、先ほどのクエン酸洗浄を2~3回繰り返しましょう!

徐々にミネラル性の汚れ物質が溶けて行って白い汚れを落とすことができます!

クエン酸洗浄後の液体の放置しすぎに注意!

クエン酸洗浄後、加湿器に残った液体を長時間放置してしまうと、クエン酸とカルシウム塩が反応でより厄介な汚れになることがあります。(駒津 順子, 田母神 礼美, 大矢 勝(2019). クエン酸によるカルシウム系汚れの洗浄に関する消費者情報の実験的検証 日本家政学会誌, Vol. 70, No. 10 643~652)

洗浄後は放置せずに、加湿器の中の水が程よく冷えたら水ですすぎ洗いするようにしましょう。

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